『西と東の薬草使い』Ai Bhanaです。
東京は、まだまだ日中の暑さが続きますが、
夕方からひんやりと、少しずつ秋めいてきました。
今日は、年間を通してご相談が多い、
女性のお悩みTOP3の「冷え」について
漢方のきほんとあわせて、ご紹介いたします。
漢方の考え方では、「冷え」という1つの症状も、
原因と体質によって、複数のタイプを
持ち合わせていることが非常に多いです。
例えば、
一見、同じような「冷え」にお悩みのAさんとBさん。
Aさん:「顔はのぼせますが、手足は冷え、月経前のイライラが強いです。」
Bさん:「手足と腰に冷えを感じ、温めると月経痛が和らぎます。」
より詳しくお話を伺うと、AさんもBさんも違うケースで、
養生薬膳アドバイスも異なります。
なぜなら、
漢方では、人間のカラダを構成する3つの要素を
「気・血・水(き・けつ・すい)」で捉え、
バランスや関連性を、大切にするという考え方が
ベースにあるからです。
気:目には見えないカラダを動かすエネルギー
血:全身に血液・栄養を供給し潤し、思考を支える
水:血液以外の水分 (汗・涙・唾液・腸液・リンパ液など)
人によって、
足りないところは補い、
滞らないように、巡らせる
まさに、オーダーメイド
もし、人ではなく症状のみにフォーカスしたら...
AさんもBさんも「冷え」にお悩みなのですね。
じゃあ、2人とも温め作用のある◯◯と◯◯。
そこには、
カウンターで握ってもらうお寿司
V.S
決まりきったお寿司の盛り合わせ
くらいの差があります。
何を食べたいかに合わせて、
会話をしながら1つ1つ選べるのと、
種類と数が予め決まっているのとでは、
全く違いますよね。
いきなり、寿司で例えてしまいましたが、
本題に戻りますと、
漢方では、Aさんの「冷え」タイプは、
現代女性に多く、「ストレス」による気の滞りが原因と考えます。
「気」が下から上へ逆流すると、
顔はのぼせるのに、手足が冷えたり、
状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、
情緒不安定や無気力、イライラの原因になります。
次の項目にチェックが5つ以上つく方は、
Aさんへの養生薬膳アドバイスをご参考にしてみましょう。
- 手足が冷える
- 顔がのぼせる
- 肩や首筋がこる
- 月経前に胸や脇腹が張りやすい
- 腹部にガスが溜まりやすい
- イライラしやすい
- 緊張感がある
- ため息がよくでる
- やる気がでない
- ノドがつかえる
- 便秘がちになる
- 月経痛が辛い
- 目が充血しやすい
- 食欲にムラがある
- 眠れない
実際には、薬膳の他にライフスタイルや
運動面も含んだ内容になりますが、
一部をシンプルにご紹介すると。。。
<<Aさんへの養生薬膳アドバイス>>
香りがよい香草 (青じそ、みょうが、春菊、パセリなど)や
柑橘類(柚子、温州みかんの皮)を取り入れ、
顔にのぼせを感じる時と月経前のイライラには、
上昇した熱を下げてくれるセロリで、
気を全身に巡らせることが鍵となります。
ちょっと一息つきたい時には、
ミントティーやジャスミンティーと一緒に、
お茶うけに柚子ピールはいかがでしょうか。
*食材はあくまでも一例です。自分に必要なものを柔軟に、
バランス良く食べることをこころがけましょう。
そして、毎日ココロとカラダは変化することから、
すべての体質の方へお伝えすることは、
"今" 自分にとって、
何が一番心地良いのかを大切に
というメッセージ。
昨日までOKだった食材が突然合わなくなることもあります。
そんなときは、変化にあわせて、
柔軟に他の食材を選んでいきましょう。
薬膳セミナーでは、今日ご紹介いたしました、
気・血・水の捉え方の他に、自分のカラダからのサインに気づき、
食材選びに役立つ「五行説」や「五臓」のつながりについても
実例を交えながら、わかりやすく学べます。
座学だけではない最大のメリットは、
理解する。
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紹介した食材を五感で味わう。
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より深く記憶に結びつき、覚えやすい。
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初の富山にて、Blue Earthスタジオの長森様からお招きいただき、
薬膳セミナーを開催いたします。ぜひ、お誘い合わせての
ご参加を心よりお待ちしております。
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本日、ご紹介いたしました「冷え」のお悩み。
女性の場合は、「冷え」や「食生活」によって、
月経痛が辛くなったり、血液の流れが低下することで、
時には、たまった経血が赤黒や紫色として症状があらわれます。
「冷え」は、様々な不調を招きやすいので、
できたら早めに、寄り添いながら対応したいですよね。
次回は、知っているようで知らない!?
代表的な冷やす食材と温める食材をご紹介いたします。
本日も最後までご一読いただきまして、
ありがとうございました。
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